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【アジア部代表者プロフィール: Akiko】
単身渡米留学、卒業後、外資系土地開発会社に就職。

ニューヨーク・ニュージャージーの開発プロジェクトに携わり、その後、大手米系総合不動産会社に転職、
エージェントとして10年以上、投資、商業および住宅賃貸管理を経験してきました。

日本とは規制・商習慣の異なるNY不動産の特性や魅力などマンハッタンの活きた情報を、現地からお届けします。

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教育に関して〜学区はどこがいいの?!編〜

教育に関して〜学区はどこがいいの?!編〜


こんにちは。記事担当をさせて頂きます宇賀と申します。宜しくお願い致します。

私は米国在住20うん年になるのですが、当社のJapan deskチームに移ってきてからというもの、

日本のお客様とアメリカのお客様の意見を比較し、そしてそのやりとりを傍で見てきて、いつも違和感を感じていました。

あくまで、私一個人の客観的な意見ではございますが、

これから赴任を控えている、もしくは不動産購入をご検討中の皆様へ、

情報提供のお役立てができたらと思います。

 



✳️トピック①✳️ トップアイビーリーグへの入学争い。毎年受験熱が加速しています!

トップアイビーレベルでは、毎年受験熱が加速しています。



アイビーリーグへ入学する学生たちの期待される学力レベルは、SAT(統一試験)で全科目満点をとるくらいはごく普通といった調子です。

願書提出者の過半数は、学力レベル的には進学できておかしくない学力レベル。

現状、進学コンサルタントや進学塾を使う親もいるほどです。一昔前(?)の日本人みたいですね。

トップアイビーリーグの入学者・卒業生のほとんどは、インド人・中国人・そしてユダヤ系アメリカ人。

15〜20年前には、日本人ばかりだったようですが、当たり前のようですが今後はインド人・中国人が台頭していく世界にあります。

自分の子供の願書にハクをつけるために、親御さんがわざわざアフリカやチベットへ子供を送りこんでボランティアさせる時代はもう

珍しくありませんね。

もっと面白いのは、子供達にボランティア体験について聞くと、

「俺たちは別に興味は無かったけど、母が行け、というので。退屈だった。」

・・・・涙。

一方、このトップアイビーリーグ大学群もビジネス。

学生選別は競争ですので、ゼロサムの中レベルは加速するばかりです。

現在、ハーバードに至っては、世界各国で最も優秀な高校を首席で卒業しても落選する生徒が山ほどいる、

そうそう入学できないスクールレベルです。

申請者は世界レベルで増えるばかり。

スタンフォードにおいては、合格率は年々下がって2016年最新の数字では5%を切りました。

モンスターペアレンツにこんな調子で育てられて、合格しない子供のほうが圧倒的に多い。

親の過度な押し付けから「ハーバードの近所の名門公立校在校生の自殺」が社会問題化しました。

受ける前から、受からないかもしれないというストレスが原因で、自殺。。。

子供の真の幸せとは何でしょうか?

彷徨っている親御さんからの悩みも尽きない。



✳️トピック②✳️ 現地の不動産業者が現地について言及してはならない事柄



学区について

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◆◆◆

アメリカも、日本人以上に教育熱心な親御さんで溢れています。

人口の上半分は、「良い学区」に家を買うことに、大きな執念を燃やします。

米国のランクの高い私立は、日本で言うインターナショナルスクールほど学費が高いと言われます。

(年間2万〜3万ドルが普通。1万ドル以下の私立は、教育レベルは一般的に低いとされる)

学費を考慮すると、良い学区に高い家を買ったほうがベターではあります。

問題の一端はデータが豊富にあることにもあるでしょう。

ですから、お客様も現地不動産屋に聞くしかない!というわけです。

多くの方はご存知ないですが、米国では州ごとにどの公立学校も成績表を調べることができます。

人種比率、低所得者層の比率(給食無料または補助のあるお子さんの比率)、州の統一テストのランキング、

学習障害児の比率、卒業率、2年制/4年制大学進学率、すべて調べればわかります。

行動する力のある親御さんにとっては便利この上ないですね。

社会的弱者と強者との間の格差は、どんどん加速する仕組みというわけです。


納税者に対する究極の情報トランスペアレンシー(透明性)が担保されているのが米国公立の仕組みでもあります。



日本でなら、「文△区や世○谷区の学校はいいのですが」といったある程度のイメージはついても、

ここまできっちりデータ開示されていませんね。


ある意味では、日本もデータ化した方が、移民に取ってもウェルカムですが・・・

その結果、同じレベルの物件でも学区によって、不動産価格は全然違ったりします。

そして、前置きは長くなりましたが、このような問題についての業者の立場からの視点です。

***学区の良し悪しは、米国内では人種問題についてのセンシティブな情報の一環であると認識されてきています。


日本人のお客様には、そう言った視点がありません。

実は、どこでも皆似たもの同士で住む傾向があり、アメリカでも

「黒人比率が高いエリア」「ヒスパニック系ばかりが住んでいるエリア」

「白人中心のエリア」「アジア人比率が高いエリア」など、人種的なコミュニティがたくさん存在します。

一見、都市レベルでは、人種ダイバーシティが実現できているように見えても、

郵便番号で識別したり、学区レベルでは、どこも、偏りのほうが多いわけです。

そして、黒人比率の高い学校、ヒスパニック比率の高い学校は、白人やアジア系の比率の高い学校に比べ、

多くの場合、成績や治安という観点からは良くないことが事実上一般的です。

さて・・・話を戻しますと、

私ども不動産業者は、均等法(Fair Housing Act)を守る義務があるため、人種、性別、宗教上の言及はしてはいけないことになっています。


・・と、ライセンス取得時に教育を受けます。

(正確には、 race, color, religion, gender, disability, familial status, marital stattus, or national originすべてが対象)

「このエリアは、黒人の方が多く、ご予算は合いますが、白人のあなたには住み心地はよくありませんよ」

などとは、間違っても言ってはいけないわけです。。。それが、日本人のお客様であっても、です。

今時その様な発言で処分になる業者は流石にいないかもしれませんが、しかし・・・


更に一歩踏み込むと、皆様が気になる学区についても、

「この家の指定学校は、州のランキングが低いです」といった発言は、現状、成績が人種にリンクされている状況を踏まえると、

実質上、人種差別的なトーンを伴ってしまう可能性がある、というわけです。

例えば、あるNPOの覆面調査(不動産業者に対し、顧客のふりをして調査員が連絡する)が存在するほどです。

その為、全米不動産協会は、「学区の良し悪しについては、言及方法は十分留意しましょう」という注意を呼びかけています。

Steering, Schools, and Equal Professional Service

では、法的にトラブルになりにくい回答方法かというと、以下のような例が出ています。



★ だめな例

顧客        「ここの学校はいいですか?」
不動産エージェント 「州のランキングは高くないですね」


☆ 良い例

顧客        「ここの学校はいいですか?」
不動産エージェント 「お客様にとって良い学校とは、どの様な学校ですか?」


つまり、不動産業者が自分の判断で学区レベルは決して言わずに、お客様が何を求めるかをまず聞き出し、そこからご提案として、

「回答内容に応じ、学区のウエブサイトなど、客観的な情報を掲載している外部のウエブサイトを紹介し、業者からは明言を避けよう」

というわけです。


お客様にとってもベストな方法は、

🌟 その学区を気にいるかどうかは、ご自身で学校訪問をし、教員とコミュニケーションをし、授業の様子を見て、ご自身でご判断ください。

🌟 違う学校圏の家をいくつか内見し、近所の様子を見る。。



また、これはあくまで私どもの意見ですが、

よくある”昔アメリカに住んでました” 親御さんの口コミサイトなんかは、どうなのでしょうか。。。

一般人がよく見るZILLOWの提携しているGREATSCHOOLS.ORGなんかは、言及がないのでベターでしょうか。

業者に対して、

質問にストレートに答えてくれない時、「気が利かないな」とか、

「言っていることを理解してもらえていないのかな」

とお感じに思われることがあるかもしれません。

「いい学校については、お客様がお調べになってください」、とか、

「学校の良し悪しは、人それぞれの考えじゃないですかね、、、」

とか回答されて、「知識がないのか? やる気あるのか?」とむっとされる場合もあるかもしれませんが、

業者としてはは、立場的に、言えないということが、あるわけで。。。

もちろん、購入者にとっては、確かに決定的な情報ですね。

当社は、アメリカの大手会社ですので、あくまでの弊社ジャパンデスクの日本人エージェントに

”人気のエリアを探してもらえる可能性もあるとは思いますが、ご自身が住まれるにせよ、投資用にせよ、

ご自身がイニシアチブを行使し、地元情報通にならざるをえない” 場面ではあります。





・・・続く。



宇賀

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